自己判断

処方されたお薬は、自己判断せずに指示通りに服用することが大切です。

血圧の薬を服用していて血圧が下がってきたら薬を止めても良いでしょうか?

血圧が下がっているのは薬の作用のおかげであり、中止した後に診断時以上に血圧が高くなってしまうこともあります。場合によっては、急な血圧の上昇により血管に負担がかかり血管が破れ脳内出血を起こすといったこともあります。

また、1日の服用回数を自己判断で増やすと薬が効き過ぎて副作用や思わぬ事故につながることがあります。逆に自己判断で服用回数を減らすと効果が得られず、治療が長引いたり、処方医が薬の量が足らないと思ってしまい、更に薬の量を増やすこともあります。

「自己判断」と似た言葉で「自己調節」があります。しかし、「自己判断」と「自己調節」では意味が異なります。

薬を自己調節して服用または使用する場合は、処方医からの説明や指示があるはずです。場合によっては、処方箋にその指示があり薬剤師から説明されることもあります。その説明や指示に従って服用することが「自己調節」になります。

薬の飲み方に疑問や不安があるときは、薬剤師に相談してみて下さい。